5つの特徴

10カ国語対応&自動言語切替

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▼外国人観光客3000万人に向けて
政府は「2020年以降に外国人観光客3000万人」を目標として掲げました。外国人観光客の層もアメリカ・中国・韓国以外に、タイを始めとする東南アジアからのお客様が増加しており、さらに多くの国からの訪日が予想されます。実際に、東南アジアからの外国人観光客は2014年には150万人を超え、前年度比120%の伸びをみせました。

▼用意するのは日本語データだけで簡単更新
Furelo2020は、総務省が「ICT化アクションプラン(注1)」で推進している「クラウド翻訳」を利用して、日本語・英語・中国語・韓国語に加えてスペイン語、フランス語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、ミャンマー語の合計10カ国語への対応を予定しています。
自動翻訳なので、データ登録時に必要なものは日本語データだけ。翻訳データは必要ありません。
(注1) 総務省 2020年に向けた社会全体のICT化 アクションプラン

▼お客様もスタッフも不安軽減
多言語化されたガイドや情報提示のサイネージは、お客様のスムーズな誘導はもちろん、外国人のお客様からのお問い合わせを減らすことができ、スタッフの負担も軽減できます。
言語数が増えるということは、それだけ必要なデータが増えるということですが、大量のデータ処理はFureloの得意分野の1つです。データ登録時にサーバーで日本語データを一括翻訳し、デジタルサイネージ本体の仮想サーバーに登録をします。それにより、画面操作時には素早くデータを呼び出し、心地よい操作感を実現します。オフラインでも問題なく、多言語サイネージとしての利用が可能です。
ガイド用の大型サイネージから、接客用のタブレットまでお任せ下さい。

▼近づくだけで言語切替
アテンドサイネージでは自動言語切替機能を搭載。
これはサイネージに近づくと、お客様のスマートデバイスの設定言語を取得し、サイネージの表示言語を自動で切り替えます(注2)。情報取得へのステップを1つ軽減するのみならず、自分の言語が自然と表示されることで、注目度の向上も期待できます。
(注2) 国が策定中の仕様に準拠したスマホアプリに対応予定


「緊急時災害情報(Lアラートなど)」配信対応

▼緊急時災害情報とは…
東日本大震災を受け、Fureloを始めとするデジタルサイネージにも「デジタルだからこそ」災害時にできることがあるのではないかと考えました。Furelo2020では「緊急時災害情報(注3)」の配信機能を搭載し、災害時にはサイネージが冷静にお客様の安全をサポートします。

(注3)「緊急時災害情報」とはLアラートを始めとして、地震、津波、台風、火事等の災害時に、自治体やライフライン事業者から公的に発信される情報です。詳細仕様は2014年度中に総務省が仕様策定し、Furelo2020はこれに対応します。

▼緊急時には場所に応じて避難誘導・交通情報・NHK放送
Furelo2020はこの緊急時災害情報を受信した際、「緊急時モード」に自動で切り替わります(注4)。
注意報の際は画面の一部でお知らせして注意喚起を行い、警報や避難指示が出た場合は、画面全体に一次避難場所や食事・毛布配布場所、交通情報等を多言語で表示してお客様への避難誘導を行います。
また緊急時にはNHKの緊急放送を表示することができます(注5)。大きな画面で多くの方に最新情報を届ける媒体となります。
また、UPS(無停電電源装置)搭載型もラインアップ。停電時にも画面が消えること無く、お客様を誘導することが可能です。

(注4) 自動切り替え、および通常復帰に関しては、一定の条件を満たす必要があります。詳細はお問い合わせください。
(注5) 緊急時のNHK放送の利用に関しては、NHKと一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムが定めた条件を満たす必要があります。

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plus○○でもっと使いやすく

Fureloは2009年の第1号機から、国内他社の追従を許さない、最高の操作性を追求してきました。「タッチしても反応が遅い」「使い方が分からない」などの操作性が悪いインタラクティブサイネージは利用者に使っていただけません。
目指したのは、操作している時の「心地よさ」。速さにも見やすさにも自信があります。


detail_plus1.png▼ plusバリアフリー経路検索
Fureloは筺体・画面デザイン共に車いす利用者や色覚異常の方でも使いやすいようなユニバーサルデザインを採用。実際に、JR仙台駅、JR横浜駅、大型ショッピングモール等公共性の高い施設でもご導入いただいてきました。Furelo2020では従来の最短経路検索に加え、バリアフリー経路検索機能も搭載します。



▼plusアレルギー・ハラル表示detail_plus2.png
様々な国の方が来るからこそ、食文化も様々。飲食店の検索の際には、アレルギー表示やハラル表示が重要になります。大画面のデジタルサイネージだからこそ、みんなで見ながら、数あるお店の中でみんなの希望にあった最適なお店を絞り込み、選ぶことが可能です。



detail_plus3.png▼plus空席情報検索
今から5人で入りたい!ちょっと時間が空いたからお茶したい!という時に、わざわざインターネットで検索するのは煩わしいものです。そんな時、その場にあったデジタルサイネージで、空席情報を検索。リアルタイム情報を表示できるのもデジタルサイネージのメリットの一つです。他にも、各種経路検索に合わせて、施設出入口や電車の車両の混雑状況表示にも応用可能。よりスムーズなご案内を行います。



▼plusインタラクティブ技術detail_plus4.png
タッチパネルを始め、QRコード、NFC、Bluetooth、音、電子透かし、カメラ、センサー連動等、弊社では今まで様々なインタラクティブ技術を積み重ねてきました。また街中ではKinectやLeap Motionをつかった非接触操作技術をつかったサイネージも増えてきました。
Furelo2020ではその技術を活かして、知りたい情報により簡単に到達できる仕組みを搭載します。
例えば、パンフレットやチケットにICタグを埋め込めば、それらをかざすだけでサイネージの言語が変わったり、ガイドブックを広げてサイネージに見せるだけで、画像認識によってその観光地までの経路をご案内したりすることも可能です。経路情報をスマートフォンに転送することも可能ですが、現実的な汎用性と手軽さを考慮すると、画面を撮影してもらった方が早いし簡単かもしれません。このように、今までの技術と現場での運用経験から、足し算・引き算を適切に行い、目的に応じたデジタルサイネージをご提案します。


Wi-Fiスポット機能搭載 「Japan Wi-Fi」対応

イベント前後にはインターネットアクセス集中
2016年のスマートフォン普及率は欧米で60%、アジアでも45%を超えると予測されており、2020年にはさらに普及していくでしょう。つまり、それだけ多くの方がインターネットにつながる機器を持ち歩き、利用しているということです。
観光地での情報検索や、イベント時、イベント後の感動をシェアするためのSNSへの投稿、通話アプリでの母国の家族との連絡、また各地でのインターネット動画での試合観戦等、一度に大勢のユーザーがインターネット回線を必要とするタイミングも予想されます。

▼施設内外に点在するデジタルサイネージで通信環境強化
そこでFurelo2020にはWi-Fiスポット機能搭載。施設内外に点在するサイネージだからこそ、Wi-Fiスポットになることで、通信環境の強化に一役買います。
さらに今後スマートフォンApp「Japan connected-free Wi-Fi」と連携。訪日外国人により使いやすいWi-Fi環境をご提供します。

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信頼のセキュリティ

detail_security.png▼公共の場のサイネージが乗っ取られる危険性
街中にあらゆるデバイスが存在し、集中型コントロールが展開されていくと、無限のCPUがサーバーにアクセスすることになります。デジタルサイネージもこんな端末の一つです。ここで問題になるのがそれらが、悪意ある第三者に乗っ取られた場合、社会にとって極めて大きな脅威となります。
例えば嘘の情報が流され視聴者を混乱させたり、サイネージ本体を経由して別のサーバーに攻撃を仕掛けたりする危険が考えられます。
さらに、最近ではスマートフォンやICカードと連携するサイネージもあります。もしスマートフォン等の個人情報をもったデバイスと連携可能なサイネージが、第三者に乗っ取られていた場合、利用者の個人情報を盗まれる恐れもあります。

▼より安全なセキュリティをご提供するために
セキュリティレベルを上げるためには、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークとデジタルサイネージに関わる全ての領域を正しく理解する必要があります。どこか一つでも脆弱性を持つと、そこを抜け道とされる可能性が高まります。
一例として、弊社の汎用BOX「BHシリーズ」はハードウェア乱数発生器(RNG)を搭載しています。通常、多くのコンピューターがOSから取得する乱数は「擬似乱数」というもので、一見乱数に見えても実は規則性があるものが多いです。SSLのキーを発生させる乱数発生モジュールが不完全であった場合、比較的簡単にこの端末を乗っ取る(もしくはネットワークに不正参加)ことができます。BH1は正確な乱数を発生させることが可能なハードウェア乱数発生器を搭載したSoCを採用。これだけでもセキュリティレベルは大きく向上できます。
私達はOSSなどを鵜呑みにすることなく、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク全ての面の低層の仕組みからしっかりと検証し、より安全なセキュリティレベルをご提供していきます。